第1話 新生児期の赤ちゃんが伝えたいことって何ですか? ~可愛い泣き顔が見たくない顔になる前に~ 03-6205-6090 〒160-0022 東京都新宿区新宿7-5-8 【営業時間】7:00 - 21:00 月水(隔週)土日(不定期)
★赤ちゃんの伝え方・ことば…「泣く」
赤ちゃんにとって泣くことは唯一気持ちを伝えられる方法です。泣き顔もかわいいと思える赤ちゃんですが、それには秘密があります。人間も動物の赤ちゃんも、愛されるために顔のバランスが大人とは異なります。まん丸としていて、黒目がちな大きな目。生きる力が備わっていない赤ちゃんは必死に誰かに守ってもらうため、愛される顔をもって生まれてきます。そして、赤ちゃんお顔は毎日変わる。それも、一番の愛してくれるママ・パパに、少しずつ似せてくるようです。
しかし、赤ちゃんはママ・パパにとって可愛くても理解できない部分が多い存在、コミュニケーションが取れずにずっと泣く赤ちゃんにイライラしてしまう事もあるでしょう。それが普通です。赤ちゃんのことを知らないのだから。
★環境の変化は赤ちゃんの1番の不安…「おなかの中が好き」
赤ちゃんは十月十日ママのお腹で守られ愛され育てられてきました。生まれたばかり、新生児期の赤ちゃんにとって、ママのおなかの中はとっても大好きな場所です。赤ちゃんはその環境をとっても求めています。
さて、おなかの中はどんな所か考えたことはありますか。お腹の中は静かなのかうるさいのか、暗いのか明るいのか、狭いのか広いのか。一番わかるのは、狭いことでしょう。お腹の中は決して広くはありません。赤ちゃんが大きくなればなるほど狭く感じることでしょう。赤ちゃんはその狭いところにどんな姿勢で安心しているのでしょうか。大の字なのか丸まっているのか。イラストにあるように赤ちゃんは自分の一回り大きいくらいの狭いお腹の中で、腕は胸の前でクロスし、両足は抱えるようなM字の態勢で安心しています。これが赤ちゃんの大好きな安心した態勢であり環境です。
さて、みなさんの赤ちゃんは今どんな環境で寝ていますか。この大好きな安心した環境と似ていますか。
★身体が勝手に動いてしまう不安…「原始反射」
赤ちゃんはおなかの中の時から、様々な原始反射というものを持っています。モロー反射は、大きな音がしたり体に触れられたりした時に、何かにしがみつくように大きく両手を広げます。吸啜反射は、赤ちゃんの口もとに乳首や指を近づけると、強く吸おうとする行動です。これがあるから、赤ちゃんはミルクやおっぱいを吸う事ができるのです。手掌把握反射は、手のひらに、物や指などが触れるとギュっ指が曲がって自然と握る動きです。赤ちゃんの手のひらに指を入れてギュッと握られるととても幸せな気持ちになりますね。このように様々な原始反射があり、それらは赤ちゃんの意思とは異なって勝手に行われます。これは寝ているときも同様です。想像してみてください。赤ちゃんの大好きな姿勢で寝ている時片腕を突然引っ張られたらバランスどうですか。崩れて“あぶない”って起きてしまいますよね。赤ちゃんは日々このような状態にあります。お腹の中の羊水のようなクッションはないのです。
★赤ちゃんの安らげる空間を作ろう。
沢山赤ちゃんのことをお話ししてきたので、今の皆さんはどんな環境が赤ちゃんとって良い環境かわかるようになってきたかと思います。原始反射に負けない赤ちゃんの姿勢をどう保つかという事。これには「おくるみ」が役に立ちます。おくるみでくるむことで原紙反射の動きを軽減できます。そして環境は、クッションや布団などで、ドーナッツのような形を作り態勢を保ってあげましょう。赤ちゃんの大好きな姿勢・環境を作ることは赤ちゃんにとってとっても安心でき、不安で泣くことは少なくなっていくことでしょう。
☆お知らせ
当サロンでも、新生児期の睡眠とコミュニケーションを促すための「おくるみタッチケア」という講座を行っています。
興味があり方は是非お問合せください。
Makana
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